• "経済協議会記録"(/)
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  1. 八戸市議会 2021-08-20
    令和 3年 8月 経済協議会-08月20日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 8月 経済協議会-08月20日-01号令和 3年 8月 経済協議会   経済協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  令和3年8月20日(金)午前10時00分~午前10時35分 第2委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 所管事項報告について   1 八戸基金設置及び管理に関する条例の一部改正(案)の概要について   2 八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約締結について   3 葦毛崎展望台改修工事について   4 八戸沖パナマ籍貨物船海難事故について   5 令和2年度八戸自動車運送事業会計決算概要について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)  委員長  高 山 元 延 君  副委員長 中 村 益 則 君  委 員  久 保 しょう 君   〃   工 藤 悠 平 君
      〃   壬 生 八十博 君   〃   寺 地 則 行 君   〃   山 名 文 世 君   〃   立 花 敬 之 君 欠席委員なし委員外議員なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  商工労働観光部長         磯 嶋 美 徳 君  農林水産部長           上 村 智 貞 君  交通部長             佐 藤 浩 志 君  商工労働観光部次長産業労政課長 小笠原   了 君  水産事務所長           茨 島   隆 君  交通部次長運輸管理課長     田 中 瑞 穂 君         他関係課長  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主幹 槻ノ木沢 昌 敏  ──────────────────────────────────────    午前10時00分 開会 ○高山 委員長 皆さんおはようございます。  本日は全員出席であります。  ただいまから経済協議会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 所管事項報告について ○高山 委員長 それでは、理事者から所管事項について報告の申出がありますので、これを受けることにいたします。  皆様にあらかじめ申し上げます。  今般の新型コロナウイルス感染拡大防止のため、所管事項報告については、報告案件に関する部署が入室して順次説明し、報告終了後は退室することとなりますので、御了承をお願いします。  ──────────────────────────────────────  1 八戸基金設置及び管理に関する条例の一部改正(案)の概要について ○高山 委員長 初めに、八戸基金設置及び管理に関する条例の一部改正案概要について報告願います。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 それでは、八戸基金設置及び管理に関する条例の一部改正案概要につきまして御説明申し上げます。  タブレット資料を御覧願います。  改正の理由でございますが、新たに産業立地振興基金設置するものでございます。  改正内容でございますが、青森県新産業都市建設事業団から当市へ返還された工業用地造成事業に係る剰余金工業団地維持管理整備及び分譲促進等に活用することにより、企業立地の促進を図ること等を目的として、新たに産業立地振興基金設置するものでございます。  施行期日は、公布の日を予定しております。  なお、本条例の一部改正案につきましては、市議会9月定例会に議案として提案予定でございますので、よろしくお願い申し上げます。  以上で説明を終わります。 ○高山 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 基金なのですけれども、県から――事業団から来る金額の見込み、それからこの産業立地振興基金については、現在県から――事業団から来るということなのですけれども、そのほかのところからも入金の見込みがあるのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 まず、関連する歳入の金額についてでございますけれども、新産業都市建設事業団より、八戸北インター工業用地造成事業会計剰余金、それから市川工業用地造成事業会計剰余金ということで、6月14日に入金をいただいてございます。  金額といたしましては、2つの剰余金を合計いたしまして11億776万3304円で、6月14日に収入済みということでございます。  それからほかの部分からの収入というのはございません。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 そうするとこれは、あくまでも11億円の分の積立てと剰余金基金ということで認識していいと思うのですけれども、あとそうするとこの11億円は、先ほども言ったように工業団地整備維持ということなのですが、この金額については、1回でもう支払いというような形なのでしょうか、それとも少しずつ切り崩していくという予定なのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 まず、歳出予算につきましては、9月補正予算で現在は精査中ということでございますが、基金を使う考え方につきましては、先ほど御説明したものと同様でございますが、工業団地維持管理、こちら年に1000万円とかそういう金額がかかってくる部分がありまして、そういったものに使っていく考えでございます。そのほか、北インター第2工業団地整備費、それから北インター第2工業団地分譲促進等に活用したいと考えてございまして、毎年度の取崩しにつきましては、各年度の予算編成の中で検討していく考えでございます。  以上でございます。 ○高山 委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高山 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約締結について ○高山 委員長 次に、八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約締結について報告願います。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 それでは、八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約締結につきまして御説明申し上げます。  お手元の資料を御覧願います。  工事名は、八戸北インター第2工業団地造成工事でございます。  工事場所は、八戸大字尻内字杉子沢地内他でございます。  工事概要は、造成44.36ヘクタール、土工が掘削140万3500立方メートル、盛土が141万1700立方メートル、のり面工が10万7880平方メートル、防災施設工が一式、雨水排水施設工が一式、撤去工一式仮設工一式でございます。  工事概要の図面といたしましては、次のページを御覧願います。  2ページ目、上の図は位置図でございますが、赤で囲んでいる区域がおおよその工事箇所を表しており、八戸北インター工業団地の南側に位置し、現在整備中の八戸環状線に隣接した地域となっております。  資料中ほどのほうは平面図で、オレンジ色で囲まれた区域が事業区域となります。  工事範囲は赤で囲んだ範囲となりまして、今後、埋蔵文化財発掘調査を実施する南側の一部を除いた区域となっております。  また、造成は茶色で着色した範囲全体について行い、緑色で着色した箇所については、造成に加えのり面工を施工するものであります。  下の図は造成断面イメージ図となりまして、黄色で着色した部分を掘削して、赤で着色した部分に盛土することで、残土の発生を抑え、工事費の低減を図る計画となっております。  前のページにお戻り願います。  工事期間は、契約締結の翌日から令和6年3月19日まででございます。  契約額は、32億1378万5300円となります。  契約者は、三井住友・石上・高橋特定建設工事共同企業体で、代表者は、仙台市青葉区花京院二丁目1番14号、三井住友建設株式会社東北支店。  構成員は、八戸類家四丁目2番26号、株式会社石上建設八戸市小中野八丁目3番4号、株式会社高橋工務店でございます。  なお、この工事請負契約締結に関する案件につきましては、9月定例会に提案させていただきますのでよろしくお願いいたします。  以上で説明を終わります。 ○高山 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高山 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  3 葦毛崎展望台改修工事について ○高山 委員長 次に、葦毛崎展望台改修工事について報告を願います。 ◎安原 観光課長 それでは、葦毛崎展望台改修工事について御説明申し上げます。  資料を御覧願います。  まず、1の概要でございますが、種差海岸内に位置する葦毛崎展望台は、老朽化により土台部分に一部破損している箇所が見られることから、観光資源としての長期的な活用を図るため、このたび改修工事を実施するものでございます。  次に、2の工事内容ですが、まず、展望台の補強のため、コンクリート及びモルタル等で埋め立て、次に崩落対策のため床版の一部を撤去し、最後に擬岩パネルによる仕上げ施工を行うものでございます。  写真は、左が現状の展望台を下から写したもので、中央と右側が補強後のイメージ図となっております。  なお、イメージ図は岩の色が青色になっておりますけれども、実際には現地の岩の色に合わせての施工となるものでございます。  写真下の図につきましては、床版撤去範囲と埋立て範囲についてそれぞれ赤色で示したものでございます。  次に、3の今後のスケジュールについてですが、9月以降に仮設通路や足場の設置予定しております。  その後、10月以降に補強材の施工や、床版の撤去、12月以降に擬岩パネルによる仕上げ施工を行い、令和4年1月末の工事完了予定しております。  次に、4の来場者への影響等でございますが、工事に伴い駐車場の一部が利用制限されるほか、展望台部分への立入りが制限される期間が生じる可能性がございます。立入り制限についての時期及び期間は、現在未定となっておりますけれども、可能な限り閑散期での作業となるよう調整するとともに、ウェブサイト等でしっかりと周知を行ってまいりたいと考えております。  最後に、5のその他についてですが、葦毛崎展望台三陸復興国立公園名勝種差海岸内に位置しておりますので、関係省庁への手続や地元関係団体との情報共有も実施をしておりまして、今後も地元をはじめ観光客への周知に留意をしながら事業を進めてまいります。  以上で説明を終わります。 ○高山 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 補修の総額の金額はどのくらいになるのか。  あと、これは市の持ち出し分だけなのでしょうか。 ◎安原 観光課長 お答えいたします。  工事金額ですが、実際の工事契約内容ですけれども、金額的には3499万1000円ということで、7月26日に契約をしたところでございます。  今回のこの事業実施に当たりまして、青森県の自然環境整備事業費補助金――補助率2分の1ですけれども、こちらの交付決定を既に受けておりまして、財源として県の補助を2分の1入れての事業実施ということになっております。  以上でございます。 ○高山 委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高山 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。
     ──────────────────────────────────────  4 八戸沖パナマ籍貨物船海難事故について ○高山 委員長 次に、八戸沖パナマ籍貨物船海難事故について報告を願います。 ◎高舘 水産事務所副所長 それでは、八戸沖パナマ籍貨物船海難事故について、既にマスコミ報道もされており、また、委員の皆様には第二管区海上保安本部からのプレスリリース資料を配信させていただいておりますが、今までの第二管区海上保安本部からの発表を基に御説明申し上げます。  タブレット資料を御覧願います。  初めに、1、事案の概要についてですが、8月11日午前7時50分、八戸港内防波堤外側を航行中のパナマ船籍クリムゾンポラリスから、八戸港内で乗り上げた旨、第二管区海上保安本部への通報があり、その後、船体の一部に亀裂が発生したことから、乗組員21名が救出され、翌12日午前4時15分頃、投錨中の船体が破断し燃料油が流出したものであります。  次に、2、船舶の概要ですが、パナマ船籍乗組員は21名、総トン数は3万9910トン、積荷はウッドチップ約4万4000トンです。  3、八戸市沿岸での油の流出状況ですが、まず、(1)船体から流出した油の範囲については、12日から浮流油が確認されておりましたが、昨日19日時点では船首部から新たな油の流出は認められず、船尾部から南東方向に筋状の薄い油膜が認められています。  (2)漂流油範囲ですが、現在は8月16日の状況と同じく奥入瀬川河口から五戸川河口にかけての範囲に点在しているほか、市川船だまり、八戸八太郎号埠頭北防波堤の外側で漂着が確認されております。  次に、4、流出した油への対応状況の主なものですが、(1)海上保安庁ほか国関係機関及び船主の対応としては、船体及び浮流油対応として、北陸地方整備局所属大型しゅんせつ油回収船白山による浮流油回収を13日から行っております。  また、東北地方整備局では、市川地区において漂流した油の防除作業を19日から行っております。  (2)県では、12日午前4時15分、八戸沖外国貨物船座礁に係る青森県災害警戒本部設置し、各県民局において、各河川の河口に油の遡上を防ぐためのオイルフェンス設置し、巡視を行っております。  次に、(3)市では14日正午に、船体から北の方角に流出した油が南下し、市川方面に漂着する可能性が高まったことから、八戸沖外国貨物船座礁に係る八戸災害警戒本部設置いたしました。  また、同日午後から八戸海上保安部へ職員2名を情報連絡員として派遣しております。  ②当市への油等漂着状況の把握につきましては、12日から行っているパトロールを16日からは体制をさらに強化させ、庁内関係課及び消防本部と連携し、市川方面だけでなく奥入瀬川河口から金浜まで市域海岸線全体にパトロールエリアを広げております。  漂着や油の臭いが確認された際には、海上保安本部へ連絡をし、上空と地上から現地確認を行っていただき、その対処方法について指導をいただいております。  その他③市民への広報活動④小中学校に対する児童生徒安全確保に係る注意喚起のほか、⑤白浜及び蕪島の両海水浴場を昨日19日から閉鎖しております。  また、⑥水産関係ですが、市所管南浜漁港内において、漁業協同組合から油の漂着や臭いがするとの報告があり、各漁協被害状況について情報収集を行うとともに、各漁協への情報提供にも努めております。  5、当市への影響被害についてですが、南浜漁協定置網4か統に油が漂着していると漁業者から報告されておりますので、今後さらに調査を行い、影響被害について確認してまいります。  6、今後の対応についてですが、船体については、船主手配サルベージ会社による船体船固め――船体の固定を行い、船体内の油の抜取り作業を行う予定であります。  当市といたしましては、引き続きパトロールを行うとともに、海域の水質調査を行う予定であります。  なお、漁業者の方々のほか、今回の被害の賠償につきましては、船主側保険会社から補償されることとなっており、17日にも行われましたが、本日午前9時から船主側からの説明会が行われているところであります。  また、資料1、2については、クリムゾンポラリスの破断直後から現在までの写真を添付しております。  以上で説明を終わります。 ○高山 委員長 ただいまの報告について御質問ありますか。 ◆山名 委員 オイルフェンス設置なのですが、素人考えでは一番先にやるべきかと思っているのですが、マスコミ報道によると海が荒れて設置が遅れたというような記事が載っていました。しかしながら、これを見ると11日には巡視船が出ている。12日にはタグボートが出ているということになると、もっと早くオイルフェンス設置できたのではないのかと思いますけれども、どうなんでしょう。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  海上保安部でまず巡視船等を出して、現地の警戒等、海保としてできる対策を全て緊急措置としてやっていただいていると認識しております。その中で、座礁当時は、山名委員御指摘のとおり波浪――かなりしけておりましたので、フェンス展張自体がかなり難しいということで断念しておりました。徐々に日にちがたつにつれて穏やかにはなってきましたけれども、オイルフェンスそのものの機能が波高1メートルを超えると著しく低下してしまって、優先順位として高くないという判断を海保でしていると内々に聞いておりまして、そういった事情等もあって現在までにオイルフェンスの展張は見合わせていると伺っております。  以上でございます。 ○高山 委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 今オイルフェンスのお話をしたのですけれども、私もこの前、海上保安部に行って説明を受けました。そのときには、この流れている重油はC重油と聞いています。普通の重油であればオイル――ねぱねぱした感じなのだけれども、これは揮発性が高いと。さらさらしたやつなので、それを拡散して蒸気を大気に逃がすみたいな話で説明を受けています。  ただ、新聞などの報道によりますと、やはり揮発されたものもまた影響があるのではないかということと、それから海底に入ったときに魚関係影響があるのではないかということで、そういう点ではサンプルなのですけれども、水質調査というふうにしていますが、サンプルについてはどこで管理して、どういうふうな形になっているのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 現時点では、各漁協重油混じりの海水、船だまり等とか、あと定置網付近等で採取したものを保管していると伺っております。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 そうすると、水産事務所ではそういう漁業関係の、海の関係資料というのは取っていないということになるのでしょうか。さっき水質調査をするという話だったのですけれども、どういう調査になるのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 各漁協でその都度都度、刻々と船だまりの状況等も変わっていきますので、サンプルを採取するとともに、水産事務所としても県管理の漁港にはなりますけれども、館鼻に油が流出、漂着してきたという情報を漁業者からいただきまして、昨日の午後1時頃に一度サンプルを取りました。そのほか、海岸線パトロールを昨日の午後行いましたが、その中で市川漁協で取ったウッドチップと思われる物体のサンプルの提供を受けましたし、南浜のほうにも足を運びまして、その際に蕪島の海水浴場のところで寄り藻――昆布のようなものを採取しサンプルとして保管しておりまして、今後、県漁連等が分析をするということになれば、市からも提供できるかなといった状況でおります。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 やはり海のサンプルについては、モーリシャス諸島とか、いろいろな座礁した経験を踏まえると、漁業影響を与える部分がこれから長い期間かかるということで、八戸も結構かかると思うのですね。そうするとその影響が徐々に徐々に出てくるというような形になると思うので、そういうサンプルはきちんと取っておいて、その影響がどうなのかということも大学とかそういったところにも回して調べてもらうというようなことも必要になってくるのではないかと思うので、その辺についてもよろしくお願いしたいと思います。  昨日ですか、市長が漁業団体とお話をしたということなのですけれども、漁業関係者からはどういうお話、要望があったのか。何かお話ができるのであれば、お願いしたいのですけれども。 ◎高舘 水産事務所副所長 まずは、八戸みなと漁協からは、定置網を9月10日頃から予定していたけれども網を入れられる状態ではないということ、タコ籠漁については、臭いなど気にならなかったので今は水揚げしていますということ、油についてはサンプルを取っているので、検査機関に分析をお願いしたいということでした。あとは、東京の方からまだ首都圏には事故があまり伝わっていないというメールをいただいていますというところです。  あと市川漁協からは、定置網を8月20日頃から予定していたけれども見合わせていますと、それからもう既に御存じだと思うのですけれども、市川の船だまりから南側のテトラポットのあたりに積荷と思われるチップが大量に漂着しているということ。あと鮫浦漁協なのですけれども、事故前に採取した天然昆布は出荷できるのですが事故後のものは駄目ではないかと思っていますということ、漁期については10月いっぱい予定しています、貨物船がいるあたりに漁具が設置されていること――カニ籠漁具設置されていますと、ヒラメは北では漁ができないので南のほうに行ってやっていますと。  あと南浜漁協では、既に新聞でも報道されていますけれども、4か統に油が付着している、網に入っていた魚は一部サンプルを取ってその他は放流しているということ。  あとみなと漁協なのですけれども、要請があれば吸着マットなどを使った油処理の手伝いをしたいということで、あと漁業者のほうは被害状況の写真を撮るなど、後々の補償交渉に備えているというような内容になってございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 やっぱり漁業関係者の方は一番打撃を受けてくると思います。これも先ほど言ったように長期にわたっての打撃ということになると思うのですけれども、差し当たって市としてこういう漁業団体に対する今していくような資金とか、そういうものが枯渇した場合すぐ対応できるような、そういうことについては今のところ何か考えているのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 お答え申し上げます。  漁業協同組合でございますので、系統の金融機関がございますので、そこが一番頼りになるかと思っていますので、漁協運転資金等に困った際には、そういった系統の金融機関に相談して最大限支援していただこうという認識でございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 こういう座礁の事故は、例があると思うので、そういう点では担当したところの市町村に問い合わせるなりして、できるだけ漁業者に倒産とか、大変なことにならないように処理というか、補助の対象にしていただいて、資金面でも援助をしていただくようお願いして要望とさせていただきたいと思います。 ○高山 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高山 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  5 令和2年度八戸自動車運送事業会計決算概要について ○高山 委員長 次に、令和2年度八戸自動車運送事業会計決算概要について報告を願います。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 それでは、令和2年度八戸自動車運送事業会計決算概要につきまして御報告申し上げます。  お手元の資料を御覧ください。  初めに、事業規模でございますが、令和2年度末の実績で職員数は67名で、前年度と比較して3名の増となっております。  なお、職員の内訳は乗務員33名、整備5名、事務29名でございます。  次に、車両数は118両で、前年度と同数でございます。  営業走行キロ数は356万7000キロで、前年度と比較して16万4000キロ、4.4%の減となっております。  年間乗客数は531万5000人で、前年度と比較して121万8000人、18.6%の減となっております。  次に、事業収支について御説明申し上げますが、決算額は全て消費税抜きの金額となってございます。  まず、事業収益は14億4444万8000円で、前年度と比較して5484万3000円、3.7%の減となっております。  内訳でございますが、(1)営業収益のうち、運送収益は、乗合収入等の減少により1億1018万円の減、運送雑収益は広告料収入等の増加によりまして97万5000円の増となっております。  次に、(2)営業外収益のうち、一般会計補助金は3600万円の増、長期前受金戻入は232万3000円の増、その他の営業外収益は、コロナ対策関連の補助金などにより1603万9000円の増となっております。  続きまして、事業費は16億8217万6000円で、前年度と比較しまして6563万5000円、4.1%の増となっております。  内訳でございますが、(1)営業費用のうち、人件費は6432万4000円の増、物件費は3151万円の減、減価償却費は2946万6000円の増、その他経費は自動車保険料の減少などにより20万8000円の減となっております。  次に、(2)営業外費用は、雑支出の増加などによりまして356万3000円の増となっております。  以上によりまして、下から2行目の純損益は2億3772万8000円の損失となり、累積損益は2億165万円の損失となったものでございます。  続きまして、決算状況の推移を御覧願います。  平成27年度から令和2年度までの決算状況の推移を掲載しておりますので、項目順に御説明申し上げます。  まず、1の事業収益は、平成27年度を100とした指数で令和2年度の指数は、91.5ポイントとなってございます。  2の事業費は、同じく平成27年度を100とした指数で115.2ポイントとなってございます。  3の純損益は、2億3772万8000円の損失となりました。  4の累積損益は、令和元年度繰越利益剰余金3607万8000円から令和2年度の純損失2億3772万8000円が計算されまして、2億165万円の累積損失となったものでございます。  5の一般会計補助金は、令和2年度は3億7600万円でございました。  次に、少し飛びまして、8の資金不足比率について御説明いたします。これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律に記載される経営状況の健全度を示す指標でございまして、欄外にありますとおり、営業収益に対する資金不足の額の割合で表され、値が小さいほど健全であるということを示してございます。  資金の不足額につきましては、流動負債から流動資産を引いたものになりますが、令和2年度においても引き続き資金不足比率ゼロ%を維持することができました。今後も新たな経営課題に適切に対処しながら、持続可能な経営体質の維持に努めてまいりたいと考えております。  以上で説明を終わります。 ○高山 委員長 ただいまの報告について御質問ありますか。 ◆久保〔し〕 委員 大分売上げが減っているのですけれども、これはどうしてもコロナの関係があるのかと思うのですが、その中にあっても例えばどういうところの利用が減っているのかというところがもし分かれば。例えば学生さんの利用が少ないとか、高齢者の方の利用が少ないとかという全体的なものでしょうか。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 決算の数字としてまだ精査が必要な部分もあるのでございますが、営業の収益部分で申し上げますと、我々のほうでは車内収入、現金でお支払いしていただくお客様、定期券、回数券、そのほかの乗車券というふうに分別しておりますけれども、現金でお支払いいただく車内収入というのが令和元年度に比べまして29.2%減っている。これが一番大きな要因となってございます。そのほか、一部の乗車券を除きまして、全てマイナスの傾向というところがありまして、平たくいいますと、現金で利用されるお客様が――普段お乗りになられていないお客様がバスを御利用されるというケースが非常に少なくなったかというふうに分析しております。  以上です。 ◆久保〔し〕 委員 大変な状況の中で頑張っていらっしゃると思うので、いろいろと工夫しながら頑張っていただきたいと思って要望させていただきます。 ○高山 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高山 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  以上で、本日予定をしておりました理事者からの報告案件は全て終了いたしました。  ────────────────────────────────────── ○高山 委員長 以上で経済協議会を閉じます。  皆様、御苦労さまでした。    午前10時35分 閉会...